色々な最期

こんばんは。林です

ただいま20時40分。本日2回目の投稿です

先に伝えますが、かなり長くなるので気が向いた方だけ読んでください(苦笑)

では本題に入ります

もう何回も広報誌等で述べている事ですが・・・

この職業は本当に様々な別れを経験しますね

永遠の別れとなることももちろんありますし

施設入所という選択をされてお別れすることもあります

そして上記の2つだけに焦点を当てて考えた場合でも

もう終末期で家族も我々も最期を見届ける形での別れもあれば

昨日今日デイに通って元気な姿を見ていたのに

その後自宅で急に倒れられ、そのまま帰らぬ人となる予期せぬ別れもあります

施設入所にしてもそう。介護者の方の苦労の過程を長期にわたり見ていて

そろそろ入所を考えるのかな、というタイミングで選択されての別れもあれば

ご利用者の方の急激な状態の低下や介護者の方の急な入院等によって

数日で急激に環境が変化した結果の急な入所による別れもあります

今までに何人もの方との別れを経験し、実際に通夜に参列したり

ご自宅にお線香をあげに伺ったり、施設に赴いて別れの挨拶をしたり等々

本当に色々ありましたが、その時に遺されたご家族の方や入所したご本人と

話した時に、「ああ、こんなことを思っていたんだ」と初めて気付かされる事も

少なくありませんし、私達がご本人やご家族のことで知っていることなんて

ほんの一部に過ぎないんだなぁと感じることも多いです

(逆に我々職員が知っているご本人の姿を聞いて驚かれるご家族も多いですが)

なんで急にこんな事を言い出したかといいますと・・・

ここ数日で色々な別れを次々に経験した事もそうですが・・・

・・・当人やご家族に許可をとってもいないので述べていいのかわかりませんが・・・

今日、ある元スタッフを通じて、以前通っていたご利用者の方から

私宛ての手紙を頂きました

個人情報等の問題もあるし、こうして述べている時点で抵触するのかもなので

どういった方がどこからどんな内容の手紙を書いてくれたかは話せません

なので、読んでいる人は「なんのこっちゃ」でしょうけど・・・

日中読んだ時は他のスタッフの手前もあり、さらっと読みましたが・・・

今、一人になって改めて読んで、涙が出てきました

話は少し脱線しますが・・・

私はもっと若い時に、とある利用者の方のケアマネをしていて

その方やご家族の背景に触れるうちにに感情移入してしまい、人目をはばからず泣いたり

終末期に必要以上に面会に行った事が実は一度だけありました

でも、それ以降は親身にこそなってもそこまで感情移入するのはやめようと

ずっと心に刻んで働いてきました。プロという言葉は大嫌いですがそんな感じで・・・

もちろん、お通夜で涙を流した事は数回ありましたが、昔のあの頃のような感情は

持たないようにしていましたし、不必要に取り乱す事はありませんでした

で、話は戻りますが・・

あの時に似たような感情が手紙を読んで久々に蘇りました

もちろん、利用中に不必要に親しくしたりはしていませんでした

でも急な形での別れだったので、私のみならずスタッフや親しい利用者の方は

今でも案じていましたし、会いに行きたいなと話したりもしていました

手紙を読んで何を感じたかというと

一文字一文字や文章の一つ一つに「生命」がこめられているという感じで

すごく心が揺さぶられました

文章力がすごいとか達筆とかそんな表面的なものではありません

正直言えば客観的に見た場合には文章に多少の誤りもあるのかもしれません

でも、またみはま苑に行きたい、みんなに会いたいと思いながら過ごしていることが

ひしひしと伝わってきて、また、疾病からくる症状を考えると覚えていられたことも

忘れてしまったり言葉や文章もなかなか出てこない・・・

それでも、いつも笑顔で明るく振舞っていた、そんな方が一生懸命綴っただけに

その文章から伝わる気持ちが痛いほどわかりました

だからこんなことを書いたり、泣いた事を公表してまで

手紙をくださった方に尊敬と感謝の意を表したいと思い、投稿したわけで・・・

自分の想いを一方的にデイのブログで述べるのは賛より否が多いのはわかってます

大変失礼致しました。申し訳ありませんでした

この仕事をしてきて本当に良かったなと改めて思いました

同時に、様々な別れに対して、経験を重ねる事で

知らず知らずに変な「慣れ」が出てきていたのかなと

己を恥じました。毎日が本当に勉強ですね

笑顔ばかりを強調してブログをやってますが

こんなこともけっこう考えています

あ、もう21時半ですね(驚)

もう帰らないと(笑)

明日もたくさんの笑顔がみられますように☆

また明日~ ※下の追伸もご一読下さい

※今回の投稿は、このご利用者の方が可哀想とかそういう上辺の気持ちでは

決してありませんし、今の環境やこうした選択をしたことを批判するものでは

絶対にありません。予めご了承下さい。

様々な立場で様々な人が一生懸命にしている過程を

知っていて尊敬の念を持っているからこそ投稿しました。

※主にご利用者やご家族の方から、意見やご自身の想いや経験談等のコメントが

もらえたら嬉しいです。お待ちしています!

 

 

 

 

 

 

 

 

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